「バタアシ金魚」、「ドラゴンヘッド」、「鮫肌男と桃尻女」は映画化され、山本周五郎の小説が原作の「ちいさこべえ」は仏アングレーム国際漫画祭で最優秀長編賞受賞と多彩な代表作で知られ、昨年1月よりビッグコミックオリジナルで連載する横浜で家族と暮らす〈架空のマンガ家〉峯月モチタロウを主人公とした著者にとって初のエッセイマンガ。帯には〈僕にとって描く事とは何か?を考えてみると目に見えない事というものに輪郭をつけようとする事じゃないのかと思う〉。フィクションを装ったほぼノンフィクションと想像。ユーモアに溢れつつ、望月に見えている世界の秘密に迫った作品。