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【READY STEADY GO】第5回 浦小雪(Sundae May Club)――キラキラとした気持ちを描く充実のソロワーク

フレッシュなアップカマーを紹介する新連載!

 溌溂としたロック・サウンドでインディー・ポップ・リスナーから支持されてきた長崎出身の3人組バンド、Sundae May Club。同バンドでヴォーカル/ギターを務める浦小雪がソロ活動を本格スタートさせました。今回は、そんな彼女のインタヴューをお届けします!

 「メンバーの就職によってバンドの活動ペースが落ちたんです。それでもSundae May Clubというバンドを知ってもらうきっかけを作りたい、とソロでの活動に力を入れはじめました」。

 バンド時と比べて、浦小雪の鳴らす音楽はよりカラフルで多種多様。フォーキーなファースト・シングル“夏の速度”、スピッツを彷彿とさせるセンチメンタルな雰囲気のロック“ステラ”に続き、6月以降は3か月連続で配信シングルをリリースしました。

 「どんなサウンドでも自分の歌にできる存在になりたい。とことんポップにもいきたいし、激しいロックもやりたいんです」。

 6月に発表した“潮風”は、トラッド感のあるサウンド。サトウケイ(弁天ランド)との男女デュエット、ドラマティックなストリングスの音色もエモさを増幅させています。

 「別れを考えている男女を歌った曲なので、男の人の声も入れたかったんです。音作りは、海の風景が見えるものをめざしました」。

 続く7月の“ワンダワンダナイト”は、ドラマ「ワカコ酒 Season7」の主題歌としても話題に。こちらは口笛やホーンが超ゴキゲン、ダンサブルなポップソングでした。そして、このたび配信がスタートした“ロングロングハイウェイ”は、ジャジーなイントロから一転、コーラスでバーストするロックンロール!

 「“ワンダワンダナイト”は、夜に外出しているときのワクワク感や先走る気持ちをシンコペーションするリズムで表しました。“ロングロングハイウェイ”は、バンドで福岡に行ったときに帰りの車中で作った曲。すごく楽しい時間を過ごしているけど、もうすぐ終わっちゃうなという寂しさもあったし、その両方の感情を入れました。これはSundae May Clubに向けたラヴソングでもありますね」。

 素直な気持ちを歌った浦小雪のポップソングは、今後、老若男女を問わないリスナーに届いていきそうです。そんな彼女が音楽家として持つ哲学は?

 「本当の私は性格が悪くて、ひねくれている人間なんですけど(笑)、音楽ではそこを出したくない。キラキラとしている気持ちや光景を描いていきたいと思っていますね」。


浦小雪:2000年生まれ、長崎出身のシンガー・ソングライター。このたび“ロングロングハイウェイ”を配信リリースしたばかり。3人組バンド、Sundae May Clubのメンバーとしても活動中。

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