ビルボードジャパンが2023年の年間チャートの受賞楽曲・アーティストを発表した(集計期間:2022年11月28日~2023年11月26日)。
総合ソングチャート〈Billboard JAPAN Hot 100〉は、YOASOBI“アイドル”が総合首位に輝いた。テレビアニメ「【推しの子】」のオープニングテーマである同曲は、今年4月に配信がスタートし、〈JAPAN Hot 100〉で史上最長となる21週連続首位を獲得。6月10日付の米ビルボードグローバルチャート〈Global Excl. U.S.〉で日本語楽曲で初めて首位を記録したことも話題を呼んだ。集計期間中に509,751ダウンロード、527,143,965回のストリーミング再生を記録して、両チャートでも首位に立っている。
ソングチャートの2位は、ドラマ「silent」の主題歌であるOfficial髭男dism“Subtitle”、3位には昨年末の「第73回NHK紅白歌合戦」への初出場以降に急伸したVaundy“怪獣の花唄”がチャートインしている。
総合アルバムチャート〈Billboard JAPAN Hot Albums〉では、King & Princeのベストアルバム『Mr.5』が首位を獲得。4月19日にリリースされた同作は、集計期間内で累計1,408,873枚を売り上げて、CDセールスも1位を記録した。2位にはSnow Man『i DO ME』、3位にはStray Kids『Social Path (feat. LiSA) / Super Bowl -Japanese ver.』が続く。
総合ソングと総合アルバムのポイントを合算したアーティストチャート〈Billboard JAPAN Artist 100〉では、YOASOBIが首位に。“アイドル”や“祝福”(総合ソング15位)が年間を通してストリーミングやダウンロードで好調だったYOASOBIは、総合ソングのトップ100位内に計6曲、総合アルバムのトップ100位内に計3作品がチャートインしている。2位には総合ソングトップ100位内に計10曲を送り込んだMrs. GREEN APPLE、3位には同チャート上位100以内に計8曲が入ったOfficial髭男dismが続く。
YOASOBI“アイドル”は史上最速でストリーミング再生5億回を突破し、現在も再生数を着々と積み重ねているが、Official髭男dism“Subtitle”は“アイドル”がその記録を叩き出す前の史上最速5億回突破曲だったことから、今年は世紀の大ヒット曲がトップ2に君臨する記録的なチャート結果となった。
プレスリリースによると、〈YOASOBIや藤井 風、XG、imaseらの国外での活躍や実績が多く報じられ、2024年はよりグローバルな視点で動いていくアーティストが増えていくことでしょう。パンデミック終焉により、今度は日本のアーティストが外へ出ていくことが本格化することが考えられ、2024年も国内外アーティストの音楽の進出・交流に注目です〉とのことだ。
各チャートの順位およびYOASOBI、King & Prince、作詞家・作曲家チャートの1位を獲得した大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、結束バンド、新しい学校のリーダーズ、HoneyWorks、ゆこぴからの受賞コメントは、ビルボードジャパンで読むことができる。