カナダはオンタリオ出身で、現在はブルックリンを拠点とするウォーレン・ヒルデブランドのソロ・ユニット。2008年に弟を亡くし、その喪失感から徐々に立ち直っていく過程を描いたという本作は、アトラス・サウンドが引き合いに出されるのも納得の、儚くも力強いアンビエントドリーム・ポップ盤に。切なさいっぱいの歌声、オーウェン・パレットによるドラマティックなストリングス──涙なしでは聴けません。