リーガルリリー『bedtime story』初のフル作は、繊細で儚げな雰囲気はそのままに開放感と昂揚感が包む

2020.02.05

昨年メジャー・デビューを果たした女性3ピース・バンドが、キャリア初のフル・アルバムを発表。ドラマティックなイントロダクション“ベッドタウン”、代表曲“リッケンバッカー”にも通じる疾走感たっぷりの“GOLD TRAIN”、たかはしほのかの生まれ年をタイトルに冠したグランジ風の“1997”など、繊細で儚げな雰囲気はそのままに、これまで以上の開放感と昂揚感が作品全体を包んでいる。モノローグを用いたラストの“bedtime story”からも影響が感じられるPeople In The Box同様に、歌詞はリアルとファンタジーの境界線を行き来しながら聴き手それぞれの心象風景を呼び起こし、最後に〈夜明けが訪れるよ〉と締め括る。それは、本作が彼女たちにとっての新たな物語の始まりであることを示しているかのよう。

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