1990年プラハの春、スメタナ“わが祖国”と共に、クーベリックのライヴでの素晴らしさを証明するバイエルン放送響とのマーラー音源集。クーベリックの業績を集成する軸としても実に意義深いセット化。DGセッション全集(67-71年)と同時期にあたるのは第3番、6番、8番。実演ならではの感興が加わり、第8番第1部大詰めなど、圧倒的! さらに70年代後半から80年代に差し掛かる、時間を経ての演奏の数々は、クーベリックのマーラー表現の射程を俯瞰させるもので、特に第2番、第5番での充実ぶりが著しい。第9番はNHK収録の東京公演。第4番、10番は欠くものの、“大地の歌”を備え、全集を補完して余りある重要盤!
ラファエル・クーベリック(Rafael Kubelik)『マーラー:交響曲第1~3番、第5~9番、《大地の歌》〈ライヴ〉 』これは重要盤! バイエルン放送響との意義深い音源
RAFAEL KUBELIK , BAVARIAN RADIO SYMPHONY ORCHESTRA
『マーラー:交響曲第1~3番、第5~9番、《大地の歌》<ライヴ><タワーレコード限定>』