生誕110年記念企画として、クーベリックが2種残したシューマンの交響曲全集のうち、後年の録音が今回遂にSACD化! 晩年のSonyへ収録した一連の音源ではこのシューマンのみがアナログ録音であり、SACD化が渇望されていただけに興味あるリスナーは多いはず。対向配置による滑らかなサウンドが従来を超える最高の解像度を持って再現される様は別格で、評価が更に高まることと思われる。とは言え当時のマルチチャンネル収録によるもどかしさは多少残るものの、演奏は圧巻の一言。ここから開始されたSonyとの録音は多くはなかったが、クーベリックの偉大な音楽性は永遠に記憶されるだろう。
ラファエル・クーベリック(Rafael Kubelik)、バイエルン放送交響楽団『シューマン:交響曲全集&マンフレッド序曲』生誕110年記念企画で後年の録音が遂にSACD化!
RAFAEL KUBELIK , BAVARIAN RADIO SYMPHONY ORCHESTRA
『シューマン:交響曲全集&マンフレッド序曲(2023年DSDリマスター)<完全生産限定盤>』
Sony Classical
2024