チャーリー・アンドリューを共同制作者に据えた9年ぶりの新作。老いや死をモチーフにした歌詞に呼応する沈静した空気感や、娘のロマニーが歌う“Between Two Points”など家族の貢献がもたらした柔和さなどが絶妙に融和、繊細さとディープさを併せ持つ厳かな音世界を生み出している。リチャード・ライトが自由闊達に鍵盤を操る表題曲をハイライトに挙げたい。