〈もしも〉でなく、〈いつか〉起こる災害への対策として読むと実用性に富んだフィクションといえる南海トラフ地震を題材にした話題作。名古屋港にいた主人公、西藤命(さいとうめい)が2025年2月11日15時7分に〈南海トラフ巨大地震〉の発生に遭い〈大津波警報〉が発令されるなか〈ケガを負い動けない高齢者〉を見捨てるか、助けるかの究極の選択を迫られた1巻。続く2巻では避難したビルにてさらに起こる大災害が。偶然出会った2人と生存を懸け脱出すべく行動する。綿密な取材によるリアルな対処方は知っていて損はない。元日に能登、8月に宮崎などが被災するほど地震が活発化している日本。いつどこで発生してもおかしくないと意識しておきたい。
biki、よしづきくみち「南海トラフ巨大地震(2)」避難先で起こったさらなる大災害とは? リアルな対処方も知れる話題作
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