鋭い視点と広い視野で和洋/東西のジャズ・シーンを紹介し、ここ半年ほどでますます注目度を上げている関西発の月刊フリーペーパー〈WAY OUT WEST〉。同紙の主催によるライヴ・イヴェント〈WAY OUT WEST JAZZ CONCERT〉が4月9日(水)に大阪市立こども文化センターで行われる。
出演するのは、ロイ・ヘインズのバンドを皮切りにウィントン・マルサリスやロニー・プラキシコ、デイヴ・ダグラスなど錚々たる先達たちと共演してきたNY現代ジャズ・シーン若手トップ奏者のひとり、マーカス・ストリックランド(テナー・サックス、ソプラノ・サックス)。シーンのなかでも独自の立ち位置を築いていると同時に、連綿と連なるジャズ・テナーの流れの一端を担う存在だ。今回は、新進気鋭のアジア系女性ベーシスト、リンダ・オー(ベース)、マーカスの双子の弟であるE・J・ストリックランド(ドラムス)という手練れ2人と共に、得意とするサックス・トリオ編成での来日となる。
チャージは破格の2,000円に設定されており、これだけのメンバーをこの値段で観ることができる機会は滅多にないだろう。また大阪では、同月30日(水)にも豪華アーティストが一堂に会する〈インターナショナル・ジャズデイ 2014〉が開催される。4月の大阪は海外アーティストによるジャズ・イヴェントが熱い!