名品揃いのアルバムで改めておさらいするエド・シーランの偉大な歩み
メジャー・デビュー・シングル“The A Team”の成功に導かれたファースト・アルバム。全編がジェイク・ゴスリングのプロデュースで、メロディアスな歌唱とラップを行き交う歌い口がアコースティック主体のサウンドと軽快に響き合う。ノーIDの参加もあり。
ファレルと手合わせしたアップ“Sing”、引き続きゴスリング制作のロマンティックなバラード“Thinking Out Loud”が全英1位を獲得し、意匠の幅を広げた2作目。他にもリック・ルービンやベニー・ブランコが制作に加わり、盟友ジョニー・マクデイドも初登場となる。
エグゼクティヴ・プロデューサーを務めたブランコ、さらにはマクデイドが制作の核を担い、規格外のヒットを記録した3作目。なかでもスティーヴ・マック制作のリズミックな“Shape Of You”は代表曲となる。エリック・クラプトンやピノ・パラディーノらも演奏に参加。
EP『No. 5 Collaborations Project』(2011年)の続きという位置付けでコラボをテーマに掲げ、ジャスティン・ビーバーやカリード、ストームジー、憧れのエミネムら全曲で豪華な顔ぶれと絡んだ4作目。ゲスト以上に制作陣の多彩さが以降に繋がるポイントとなった。
マクデイドとフレッド(・アゲイン)がエグゼクティヴ・プロデュースを担った5作目。リズム主体のダンス・ポップの比重を増し、エルヴィラらコライト勢が増えるなど、シリーズ過去作よりも前作を踏襲した面が際立つ。“Bad Habits”が11週連続で全英1位を堅守。
一転してフォーク・ポップの風合いに立ち戻った数学シリーズの最終作。アーロン・デスナーがほぼ全曲をプロデュース/共作し、主役の内省をアコースティックな意匠で優しく包む。“Eyes Closed”にはフレッドとマックス・マーティン&シェルバックも関与。
番外編のような位置付けで自身の主宰するジンジャーブレッド・マンからのリリースとなった7作目。引き続きアーロン・デスナーが共作/プロデュースした穏やかな内容で、“Spring”ではブライス・デスナーも共同で制作。ここまで7作連続で全英1位を記録している。
同名ツアーの開催に合わせたベスト盤。膨大なヒットを中心に、アルバム未収録だった映画「ホビット 竜に奪われた王国」提供曲“I See Fire”(2013年)も収録されている。こちらはライヴ音源集もセットにした2CD版で、同ツアーからの実況音源が選りすぐられている。 *轟ひろみ







