Helsinki Lambda Clubのフロントマンによる初のソロ作は、never young beachの巽啓伍がプロデュース。マック・デマルコにインスパイアされたローファイかつほんのりサイケなベッドルーム・ポップに乗せて、日常に潜むささやかな幸せと滲み出るペーソスを描く、リリシストとしてのセンスが素晴らしい。安部勇磨のソロと初期の星野源の中間を行くような、愛すべき逸品だ。