ケヴィン・パーカー率いる21世紀サイケ音楽の覇者が5年ぶりに帰還。先行配信曲“End Of Summer”がコンパクト系のテクノを思わせたことからも少し予想できたが、今回はダンス・ミュージックに振り切った作品に仕上がっている。インスピレーション源はオーストラリアの野外レイヴ文化〈ブッシュ・ドゥーフ〉だそうで、ヒプノティックなピアノとアシッド・ベースが重なる1曲目“My Old Ways”から、ドープに沼を作る“Not My World”、ハード・ミニマルな“Ethereal Connection”まで、パーティーの(各種)最高の瞬間が脳裏に浮かぶトラックばかり。しばらくお世話になります。