自身最大のポップ作『1989』(2014年)を手掛けたマックス・マーティン&シェルバックと再タッグを組み、〈ショーガール〉としての人生の表裏をテーマに、落ち着いたミッドテンポのキャッチーすぎないポップスを中心に構成された新作。メロディーメイクの上手さが光るリード曲“The Fate Of Ophelia”、キャンセル・カルチャーに物申した“CANCELLED!”、サブリナ・カーペンターを迎えた表題曲など話題ネタも満載。フィアンセに対する感謝の気持ちや、驚きの性的描写なども交えつつ、結婚間近な女性としての穏やかなムードに包まれている。とはいえ、ロマンス小説を思わせる乙女心も健在だ。