こんにちは、fhánaの佐藤です。すっかり夏ですね。映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」がついに公開されました。fhánaはTVシリーズ1期、2期に続いてオープニング主題歌を担当しております。公開日に劇場へと足を運びましたが、素晴らしかったです! ぜひ観に行ってください。OP主題歌“涙のパレード”もリリースされまして、MVでは今回も踊っております。僕だけ全然踊れてないのでぜひ?ご視聴ください……。

BEABADOOBEE 『Sway (triple j Like A Version)』 Australian Broadcasting Corporation.(2025)

 さて、今月の1曲目はビーバドゥービーの“Sway (triple j Like A Version)”。マリオ人と中国系マレーシア人をルーツに持つニュージーランドのアーティスト、ビッグ・ルンガの代表曲“Sway”(97年)のカヴァーです。フィリピン系英国人であるビーバドゥービーも、〈アジア系の女性がインディー音楽をやっている姿は素敵だ〉と語り、インスパイアされたとのことです。原曲のフォーキーな雰囲気にインディー・ロックやオルタナティヴ・ロックのニュアンスが足されたバンド・サウンドに仕上がっております。

krage 『月蝕』 ソニー(2025)

 2曲目日本人の父と中国人の母を持つシンガー、krageの新曲“月蝕”。andropの内澤崇仁がプロデュースを手掛けています。エキゾチックなロック・ナンバーでkrageさんのパワフルで柔らかなヴォーカルが楽曲に溶け込んでいてとてもカッコ良いです。krageさんもビーバドゥービーと同じく多文化的背景を持つ女性アーティストですね。内澤さんのアレンジの手腕も素晴らしくて、僕も刺激を受けてモチベーションが上がりました。ぜひ聴いてみてください。

星野源 『Gen』 スピードスター(2025)

 3曲目は星野源の最新アルバム『Gen』の収録曲で、ツアー名にもなっている“Mad Hope”。僕も大好きなルイス・コールもドラムで参加しています。打ち込みのリズムを生演奏で再構築したそうですが、ジャズとファンクとのクロスオーヴァーが最高にカッコ良いです。コード進行と緻密でグルーヴィーなリズム、重層的なサウンドがとてもカオティックでエモーショナルです。

 この夏のfhánaは8月31日(日)に〈アニサマ2025〉のDAY 3に出演します。9月14日(日)には東京では久々のオールスタンディングでのワンマンライヴ〈back to back〉を渋谷WWW Xで開催します。ぜひ遊びに来てください。

 


佐藤純一
kevin mitsunaga、towanaと組んだユニット、fhánaのプロデュースを担当。fhánaでは映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」のOP主題歌“涙のパレード”を収めた小林幸子とのスプリット・シングル『涙のパレード/僕たちの日々』(ランティス)も絶賛リリース中。8月31日(日)にはさいたまスーパーアリーナで開催される〈Animelo Summer Live 2025 “ThanXX!”〉に出演し、9月14日(日)にはWWW Xででの単独公演〈back to back〉も控えています。最新情報は〈http://fhana.jp/〉にて!