NYとLAでレコーディングという破格のソロ・デビュー作。特にステージの定番“WINDY LADY”などを含む〈New York Side〉のプロデュースを手掛けたチャーリー・カレロのスコアが、山下達郎がソロとして進化、発展していくうえでの教科書となったことは知られたところで、この76年作が〈記念すべきデビュー盤〉ということ以上に大きな意味を持つ所以だ。今回は24年ぶりの最新リマスターを施し、未発表のカラオケなど6曲のボーナストラックを追加。なかでも、次作『SPACY』で再構築される“言えなかった言葉を”の〈New York Version〉がオリジナル・マスターで収録されているのがさりげなく目玉だ。