今月はFear, and Loathing in Las Vegasのリリパに出演させてもらったり(Minami君が同級生だったり)、Pa's Lam Systemにリミックスを頼んでみたり、ライアン・ヘムズワースのリリパにも出たりと、刺激を受ける同級生が世の中にはたくさんいます。昨年の年越しはハマ(・オカモト)君とJ-WAVEでセッションしたなあ……とかも思い出しますし、1990年生まれのミュージシャンについて今回は探っていってみたいなと思います。
1. 北園みなみ 『promenade』 P.S.C.(2014)
同年代でここまでバッチリとした美意識を持って音楽に取り組んでる人はなかなかいないのではないでしょうか。理論と感覚の両面から研ぎ澄まされたポップな手触りと、若手ミュージシャンではなかなか達成できない生演奏での作品の研磨。いや~マジスゴイ、マジでスゴイ!みたいな馬鹿な感想しか出てこないのは、自分がドラムマシーンばっか触ったまんま24歳になっちゃったからでしょうか(ドラムマシーンでも知的な人はいますよ。念のため)!? でもやっぱそういうのもあってか、“電話越しに”のシンセの登場の仕方には興奮します。ミックスも丁寧で素敵です。
2. RYAN HEMSWORTH 『Alone For The First Time』 Last Gang(2014)
大阪~東京とジャパン・ツアーに帯同させてもらったライアン、実は同い年でした。コチラの新譜は、先行シングルの良さに加えてアレックスG(『DSU』という名盤出てますよ、ぜひ聴いてみてください)の参加という情報が出たので即購入しました。世界を旅する売れっ子DJのライアンではありますが、やはり僕らと同じベッドルームから〈クラブ〉ミュージックを作る人間としてのせめぎ合いと、一つの回答がここにある気がします。
3. VARIOUS ARTISTS 『宇多田ヒカルのうた』 ユニバーサル(2014)
なんと超豪華アーティストにまぎれて1990年生まれの自分が名前を連ねることとなってしまいました。原稿を書いてる現時点では他アーティストさんの音源も聴けていない状態なので、bounceが出る頃にはどうなっちゃってるんだろうとドキドキしていますが、BONNIE PINKさんと“time will tell”をカヴァーさせていただいております。力作ですのでぜひ。
tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。今年のうちに聴いておきたいメジャー・ファースト・アルバム『First Album』(unBORDE)も大好評リリース中! 上掲の『宇多田ヒカルのうた』がリリースされ、KOPERUの『大阪キッド』にはプロデュースを担当した“Dream On”が収録、さらに年明け公開の映画「アップルシード アルファ」のサントラにも楽曲提供……と年を跨いで話題は続きます。その他の最新情報は〈www.tofubeats.com〉でチェックを!