2011年リリースの『Oblique-Ⅰ』が世界各国のジャズ誌で年間ベストにも選出されたドラマー、タイション・ソーリーの久々のリーダー作。アンソニー・ブラクストンやジョージ・ルイスといったインプロヴァイズド・ミュージック・シーンの巨匠達との交流やヴィジェイ・アイヤーやスティーヴ・コールマンらとの交流からもユニークな創作活動を続ける彼の一面が伺える。今作はピアノ・トリオのフォーマットを用いつつ、彼ならではのサウンドを追求。バルトーク、スティーヴ・コールマン、オウテカ、ショパン、ドビュッシーらからの広範な影響を内包した幽玄で神秘的な音世界を聴かせる。