ハードな日々……でも2人の心に響いたフェイヴァリット盤!
エコーが効いたオーガニックなテイストのトラックや演奏にヴォーカルが折り重なり、ソウル・ミュージックの雰囲気をも漂わせながらドリーミーに紡がれていて心地良い一枚。アルバム全体の雰囲気を支配するクールネスに80sのニューウェイヴやプリンスの初期作品などに通じる既知感も覚える良盤です。
ヘヴィーなリフでグイグイと曲が突き進んでいく様は堂々としていて胸のすく思いがする。決してポップでキャッチーなメロディーではないものの、ミニマルなバンド・サウンドとのマッチングは中毒性が高く、ロックのカタルシスを得られる。ロック・バンドとしての佇まいが描かれているこの一枚に共感を覚える。