4年ぶりのBuono!、美味しくいただきます!!!
8月25日、〈Buono! Festa 2016〉で日本武道館の舞台に立ったBuono!。Berryz工房の嗣永桃子(カントリー・ガールズ)と夏焼雅、℃-uteの鈴木愛理によって2007年に結成されたこのグループは、TVアニメのテーマ曲を歌う企画ユニットを起点に、ロック・アレンジの音楽性とバンドを従えたパフォーマンスで支持を広げ、ハロー!プロジェクトきっての実力派トリオとして不動の人気を築いてきました。
2012年には多くのアイドル現場でカヴァーされるビッグ・チューン“初恋サイダー”を発表し、指原莉乃の主催する〈第一回ゆび祭り〉出演で界隈の話題をさらったのを覚えている人もいるでしょう。同年以降はリリースが途絶え、3人の集合は散発的な機会に限定されていましたが、ここにきて初の武道館公演が実現。それに伴って、4年ぶりの新曲がCD付きDVDシングルという形態で登場することになったのです。
その“ソラシド ~ねえねえ~”は、モーニング娘。'16への提供曲も好評だった津野米咲(赤い公園)の作。デビュー時から関わってきた西川進が編曲を手掛け、個々の成長も踏まえた爽快な応援ソングに仕上がっています。もう1曲はまさに武道館で歌うために作られた“ロックの聖地”で、こちらは往年の人気曲“ロックの神様”(2008年)のアンサーソング。
なお、夏焼の誕生日にあたる当日には、彼女の新ユニットも初ステージを披露する予定。それぞれの動きも多様化していますが、このトリオでの今後にも期待したいものです。
たこやきレインボーの七色に輝く新曲が登場!
4月に“ナナイロダンス”でメジャー・デビューしたばかりのたこやきレインボーが、矢継ぎ早にニュー・シングル“どっとjpジャパーン!”を投入。SCRAMBLESを起用した前作はまた違うグループの色合いを見せようとした意欲作でしたが、今回はシングル表題曲としては1年ぶりに前山田健一を迎え、5人のキャラクターにバッチリ合った変幻自在な音世界を届けてくれます。
ちょっとミッシー・エリオット的なノリで戯画的な日本アピールを展開しまくる表題曲は、サイボトロンっぽいエレクトロから七色の変化を見せていく展開がおもしろく、TRFのDJ KOOまでトッピングした大盛りの出来映え。カップリングでは同じく前山田のメタな詞曲に心温まる“MBS~家族の歌~”、さらに〈おおきに!盤〉ではHALFBYもアレンジに携わった脱力の常夏チューン“サマーゴーランド”も個性を発揮していますよ。