ふとした勘違いがきっかけでYMOからジャズに傾斜、ジャイルス・ピーターソンのプレイに触れてDJになることを決意…DJやマネージャー、クラブのオーナーや音楽ディレクターなど多岐にわたって活動した四半世紀の自伝。フリーペーパー作りや趣味で絵を描くこと、広告営業のバイトなどの経験が実を結び、22歳でクラブ店長になりロンドンのジャズ雑誌でチャート連載、とトントン拍子に出世していく序盤が痛快! クラブ・ジャズ・シーンの中心での逸話たちが、当時の心境や音楽家としての所信表明を交えつつ、青年期のキラキラした感動を語るその口ぶりのまま綴られていく。幅広い音楽好きにオススメの一冊。