ヤセイの洋楽ハンティング

聴いたらわかる! 唯一無二なスタイルを確立したドラマー、マーク・ジュリアナの観ておくべき映像たち

Mikikiをご覧のみなさま初めましてー、ヤセイコレクティブのドラムの松下マサナオです。

Mikikiでヤセイのメンバーによるblog(毎月更新!)がスタートするということで、初回はリーダーのわたくしが務めさせてもらいますよ。

blogタイトルはなんと〈ヤセイの洋楽ハンティング〉。
ダサイですねー。

どうかここで諦めず、先まで読んでください。
紹介するアーティストは僕達が影響を受け、尊敬してやまない確実にかっこいい外人さんばかりですから!

ということで、前置きはこのくらいにして本題に。

第1回目にご紹介するのはもちろんこの人……。

ドラマーのMark Guilianaさん。
http://www.markguiliana.com

個人的には、渡米中にライヴを見て以来7年間ずっと大ファンなんですが、昨年くらいからやっと日本でも注目されてきてうれしいばかりです。
今月にはBrad MehldauとのDuoプロジェクト、Mehlianaで来日しますね。楽しみすぎる!
ジャズのフォーマットで20代からガンガン活動していましたが、ここ数年のエレクトロ要素をガッツリ盛り込んだ自己のバンド、Beat Musicの活動で世界的にもかなりヤバイぞという雰囲気になってます。

彼がAvishai Cohenとの活動~Jason LindnerSean WaylandTigran HamasyanWayne Krantz等との共演を経て、現在の唯一無二のスタイルに至るまでの約10年間。
その中でも僕的に是非見ておいて欲しい動画をいくつかピックアップしてみました。
どーぞー。


僕がMarkにハマるきっかけになった動画です。キメの中の自由なソロ。無敵。

2006年のジェイソン・リンドナー率いるナウVsナウのライヴにおけるマークのドラム・ソロ映像

 

初期のTigranバンドでのソロ。彼のソロの中でも個人的にすごい好きなやつ。

2009年のティグラン・ハマシャンとのライヴにおけるマークのドラム・ソロ映像

 

こちらはギターのWayneとのインプロ・デュオですね。何年も前なのにいつ見ても新鮮。

2009年のウェイン・クランツとのライヴ映像

 

ベースのTimとギターのNirとのトリオで現在のBeat Musicの原型がこれです。すでにヤバイですね。

ニール・フェルダーとティム・ルフェーヴルとのトリオでのライヴ映像

 

奥さんのGretchenのバンドでのソロ。このソロ後に、よいしょっ。て感じで余裕で入ってくるメンバーがまたスゴいんです。

グレッチェン・パーラトの2009年作『In A Dream』収録曲“Weak”の2011年のライヴ映像

 

3月に来日(東京は12日、13日)するBradとのデュオ! 見ないわけにはいかないでしょ!

メリアナの2014年作『Taming Dragon』収録曲“Hungry Ghost”の2013年のライヴ映像

 

もちろんCDも沢山オススメ盤あるのですが! 3枚だけ選ぶとしたらってことで。

BRAD MEHLDAU,MARK GUILIANA Mehliana: Taming the Dragon Nonesuch(2014)

MARK GUILIANA My Life Starts Now AGATE/Inpartmaint Inc.(2014)

NOW VS. NOW Earth Analog Now Vs. Now(2013)

この3枚はとりあえずマストです! 聴いたら分かる。迷わずポチって。

というわけで〈ヤセイの洋楽ハンティング〉、今回はここまでです!
次回はメンバーの誰かがお気に入りのマニアックな外人さんを紹介してくれることでしょう。
ヤセイコレクティブのドラム、松下マサナオでしたー!

【参考動画】Yasei Collectiveの2014年作『so far so good』のツアー・ファイナル公演の映像
【プロフィール】
Yasei Collective

Yasei Collective (ヤセイコレクティブ)

2009年に米国より帰国した松下マサナオを中心に、エレクトロ、ジャズ、ロック、ヒップホップなどが融合されたNY音楽シーンのサウンドを国内で体現するべく結成された4人組。自主制作盤『POP MUSIC』のリリースし、都内を中心に全国各地で精力的にライヴを行うなか、2011年に初作『Kodama』を発表。2012年には〈フジロック〉などフェスやイヴェント出演をこなす一方、自主企画イヴェントでは柳下“DAYO”武史(SPECIAL OTHERS)、山本ムーグ(Buffalo Daughter)、Ovall、アンカーソングら多くのミュージシャンを招いて開催。2014年には国内外から11組のアーティストを迎えた『so far so good』を、2016年に自主レーベルのThursday Clubを立ち上げて最新作『Lights』をリリースしている。