サックス奏者ダニー・マッキャスリンの新作はマーク・ジュリアナ、ティム・ルフェーブル、ジェイソン・リンドナーという鉄壁のカルテットによる一枚。ともにデヴィッド・ボウイ『★(ブラックスター)』に参加した面々で、特にダニーの作品ではそれぞれがその時の表現やボウイから受け継いだものを色濃く出している気がします。前作ではボーカルを加えて強力なロックバンドと化していたものがさらに研ぎ澄まされ、インストゥルメンタルでより深く聴くものを引き込みます。エフェクト全開でもライヴ感溢れるサウンド、フュージョンやジャムバンド系のファンにもど真ん中な仕上がりとなっております。