今年のレコード・ストア・デイ(4月18日)にUSのレーベルであるロボティック・エンパイアからリリースされたニルヴァーナのトリビュート・アルバム『Whatever Nevermind』の全曲がフル試聴可能だ。

ニルヴァーナが91年に発表した名盤『Nevermind』の楽曲を、海外アクトを中心に収録順にカヴァーしている本作。トーチによる“In Bloom”やケイヴ・インの“Breed”など、基本的には原曲のアレンジや雰囲気に近いアプローチが多いなか、われらがBorisの“Lithium”にビックリ! デモーニッシュなドゥーム要素を盛り込んだ仕上がりで、かろうじてWataさんの歌うメロディーで“Lithium”と分かるような大胆な改変はアルバム中でも異色の存在感。『Nevermind』の隠しトラック“Endless, Nameless”や、“Smell Like Teen Spirit”のシングルなどに収録されていた“Even In His Youth”までフォローされているのも、ファンには嬉しいポイントかも。