ビート・ミュージック系インプロ・セッションとなった前2作がロングセラーとなっている新世代ドラマーの急先鋒マーク・ジュリアナのアコースティックなクァルテット編成でのMGJQ名義での新録音。アヴィシャイ・コーエン(b)トリオ時代からの盟友シャイ・マエストロ(p)、ジェイソン・リグビー(ts)、そしてクリス・モリッシー(b)との濃密なコンテンポラリー・ジャズ作品。ビート・ミュージックを究めるなかで培ってきた独特のビート感を見事にアコースティック・ジャズのフォーマットに昇華させた力作。新世代ジャズの潮流の中でマイルストーンとなる可能性も秘めた充実作。