2011年以来のリーダー作のリリースとなった現役最高峰のへヴィ・サウンズを響かせるドラマー、ジェフ・テイン・ワッツの最新作。オーストラリア生まれのトロイ・ロバーツ(ts)、キューバ生まれのオスマニー・パレーデス(p)ら、現行シーンで注目を集める旬な若手を揃えたレギュラー陣を中心に様々なゲストを迎えた一枚。ヴォーカルのフランク・マッコムらをフィーチャーした唄物からブルーズ、ラテンまで実に鮮やかで濃密な極上コンテンポラリー・ジャズ。これまでの作品にはないクロスオーヴァー志向と非凡なる作編曲家としての完成度の高さが圧巻。