かつてマック・デマルコのバック・バンドで活動し、独立後も彼と共演を重ねているピーター・セイガーキャプチャード・トラックス傘下のレーベルから登場したこのソロ2作目は、寝室と90年代R&Bの現場が繋がったようなナンバーに始まり、ディスコティークな終盤へと流れていくドリーミーなソウル・ポップ盤だ。トロ・イ・モワがサイケ・ロックに舵を切ったいまだからこそ、こうした音が妙にありがたく聴こえたりして。