イサック・デルガードコンチャ・ブイカの伴奏をつとめたピアニスト、イヴァン・メロン・ルイスのセカンド。アルフレード・ロドリゲスのバンドでドラマーを務めるマイケル・オリヴィエラ参加の2曲目、リズムの譜割りが見たくなるような冒頭からのキメキメの斬新なモントゥーノ(?)最高です。そしてもう一人ドラマー、ダフニス・プリエトと使い分けるところ、なかなかです。しかし、ラテン・スタンダード、ヴェレーダ・トロピカルをDJ風に音源をコラージュしながらピアノトリオの演奏へとつなげて最後は林正樹風のピアノ・ソロでアルバムを仕上げるあたりに、この人の固有の音楽の楽しみかたを聞いたような気がした。