ポラリス音楽賞にノミネートされるなど、前作で好評価を獲得したモントリオールのドリーム・ポップ・トリオ。2年ぶりとなるこのアルバムでは、時にミニマル・テクノディープ・ハウスを想起させる、ムダを省いたシャープな音作りへと進化/深化してみせた。妖艶な色気を獲得したヴォーカルから、まだまだ勢いの衰えないインディーR&Bへの歩み寄りも感じられ、時代の空気感とぴったりリンクする内容だ。