今様ディープ・ハウスの旗手として台頭し、前作からの“Sun Goes Down”がトロピカル・ハウスやチル系のトレンドを牽引する格好にもなったロビン・シュルツ。〈Ultra Japan〉出演も挿んでの新作は、引き続きまどろむような甘いヴァイブで全編を包み、ユルく柔和なグルーヴを満載した充実作に。ベイビー・バッシュ“Suga Suga”から哀愁ギターとメロを拝借した表題曲のマナーを軸に、エイコンが朗々と歌う“Heatwave”やイーグルアイ・チェリーのアーシーなカヴァーなどは、時代の要請に種々のアイデアで情緒豊かに応えたもの。一方、イルゼイの清唱が神々しい先行スマッシュ“Headlights”やモービーとの感動コラボには、さらなる昂揚とド直球のシンガロング感も待ち構える。恥知らずな気持ち良さで最高!