既知の演奏の翌日に、アーチー・シェップアート・デイヴィスという懇意な2人を呼んだ演奏。日々、前進を続けるコルトレーンはここで何を見せるのだろうか? 深化か、進化か、真価か? この後にあった「ライブ至上の愛」の映像を見ても彼の進軍は続いている。50年の月日を経てドキュメントとしての魅力を増す二日間。ここに聴くシェップはコルトレーンの精神的な協調者であり、同志感が伝わる。2日目の新「至上の愛」を聴く感覚は、発見に次ぐ発見であり、その昇華する速すぎる速度が当時、発表を踏み止まらせたのだろう。神の導管となったコルトレーンは、50年後に我々の前に姿を明らかにした。

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