連載

【fhánaのわんだふるレコメン紀行】第59回 至上の愛――towanaがジャパニーズ・ハウス(The Japanese House)、FKJ、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)を紹介

fhánaのメンバーがその時々の気分でオススメ作品を紹介する連載!

 こんにちは。ヴォーカルのtowanaです。今回もメンバーからおすすめしてもらった曲をわたしなりにご紹介します。

THE JAPANESE HOUSE 『Chewing Cotton Wool』 Dirty Hit(2020)

 まずは、ジャスティン・ヴァーノンをフィーチャーしたジャパニーズ・ハウスの“Dionne”。〈極上のベッドルーム・ミュージック〉ということでwagaさんがおすすめしてくれました。ヴォコーダーを使ったヴォーカルが不思議な浮遊感を感じさせ、あたりが寝静まった夜に部屋でヴォリュームを絞って流したくなる曲です。母国語なら否応なしに入ってくる歌詞の意味も、それ以外の音楽を聴くときはみずから調べたりして初めて、こんなことを歌っていたんだと気付くことがよくあります。曲名にもなり歌詞にも出てくるディオンヌ・ワーウィックの“Walk On By”もぜひ聴いてみてください。

 続いてこちらも静かな夜に聴きたくなるFKJの“10 Years Ago”。kevinくんのおすすめです。フランス出身の彼がインフラを絶ったフィリピンのジャングルに作った自前のスタジオで、夜の間だけ発電機を使い制作した(!)そうです。そういう制作背景だからなのか打ち込みを使いながらも自然の中にいるような解放感を感じ、アロマオイルの心地良い香りが漂ってくるようです。この曲を含むEPのライヴ・セッションがYouTubeにアップされているのですが、まさにそのスタジオでの演奏なのかな? 大自然の緑と演奏がとても心地良いです。

JOHN COLTRANE 『A Love Supreme』 Impulse!/ユニバーサル(1965)

 最後は“A Love Supreme”。ジョン・コルトレーンの〈至上の愛〉です。いまさらご紹介するまでもないモダン・ジャズの歴史的名盤。リリースされたばかりのfhánaのニュー・シングル“愛のシュプリーム!“のタイトルは実はここからきている……のでしょうか? というのも、“愛のシュプリーム!”というタイトルはわたしtowanaが付けたのですが、わたし自身はその時に意識してはいませんでした。でも、作詞の林英樹さんによる仮タイトルはコルトレーンの〈至上の愛〉から着想を得たものだったそうなので、繋がっているということになりますね。フィジカル・リリースとしては約1年半ぶりとなる私たちfhánaの〈至上の愛〉も、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

 


towana
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyu­x­uki waga、kevin mits­unaga(Leg­gy­salad)という3人のサウンド・プロデューサーとのユニット、fhánaのヴォーカルを担当。この7月には、フィジカルとしては約1年半ぶりとなるニュー・シングル“愛のシュプリーム!”(ランティス)をリリースしたばかり。こちらはTVアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」のオープニング・テーマとなっています。そしてさらに、9月には東京と大阪で有観客ライヴ〈fhána Love Supreme! Tour 2021 TOKYO-OSAKA〉を開催することも決定しました! その他のスケジュールについては〈https://fhana.jp/〉でご確認ください。

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