Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、12月28日~1月3日の週間アクセス・ランキングを発表します!
-
1JAZZ
ベン・モンダー 『AMORPHAE』 アンドリュー・シュリルら参加、音数少なめながら隙間の少ない演奏並ぶ新作
-
2JAPAN
赤西仁 『Me』 直球のEDMから真摯なバラードまで貪欲に攻める自主レーベル設立後の初アルバム
-
3R&B / HIP HOP
ロウリー 『All We Need』 ヒップホップとフォークとロックを並列にするオーガニック&オルタナティヴな初作
-
4JAPAN
B'z 『EPIC DAY』 スタジアム対応のハード・ロック、ドラマティックなバラードや洒脱フュージョンなど隙のない貫録の新作
-
5JAPAN
ぱいぱいでか美 『レッツドリーム小学校』――川本真琴、澤部渡、植野隆司らが楽曲提供した衝撃のファースト作
-
6DANCE / ELECTRONICA
ディーゴ 『The More Things Stay The Same』 ジャズやアフリカ音楽、70sソウル混合し洗練グルーヴ創出したタイムレスな良作
-
7POP / ROCK
ビーチ・ハウス 『Thank Your Lucky Stars』 シューゲ成分多めの仄暗くメロウな寝室ポップ披露する新作
-
8POP / ROCK
ラスツ 『Illuminations』 縦ノリのギター・リフ+マイブラ顔負けのリヴァーブ多めなUKの兄弟デュオの初作
-
9JAPAN
赤西 仁 『Mi Amor』 アーバン・ポップ志向だった本人が全曲を手掛け、トレンドへ多彩なアプローチをした快作
-
10JAPAN
Mulllr 『WORKERS』 ブレイクコア~インダストリアルなど行き来する怒涛のサウンド・コラージュが圧巻
-
11DANCE / ELECTRONICA
ブローリン 『Delta』 独自の世界観はUS新世代インディー・ダンス方面とも親和性高そう、ロンドンの新顔の初作
-
12POP / ROCK
エル・キング 『Love Stuff』 マーク・ロンソンら参加、存在感抜群のハスキー声でロッキン・ブルースなど歌いこなすデビュー作
-
13DANCE / ELECTRONICA
DJクレント 『Last Bus To Lake Park』 精巧なリズム仕事で本場の超絶センス見せたシカゴ・ジューク界最後の大物の初作
-
14R&B / HIP HOP
カメラ・ソウル 『Dress Code』 イタリア産ソウル・バンドの3作目はインコグニートやBNH路線の爽快なアシッド・ジャズ
-
15CLASSICAL
大萩康司 『EL ABRAZO』 アンドリュー・ヨーク楽曲など収録、国際的に活躍するクラシック・ギタリストの小品集
-
16WORLD
沖仁、渡辺香津美 『エン・ビーボ! ~狂熱のライブ~』 ピアソラやチック・コリアらのナンバー披露した圧巻の共演ライヴ盤
-
17POP / ROCK
ラティーファ・ティー 『When A Girl Loves』 LMFAOのレッドフーが認めた豪州の新星による佳曲揃いの初作
-
18DANCE / ELECTRONICA
ジャイアント・クロウ 『Dark Web』 ジュークやトラップを独自咀嚼しインディーR&Bとも共振した、オレンジ・ミルク主宰者による最新作
-
19DANCE / ELECTRONICA
スウィンドル 『Peace, Love & Music』 Pファンクやレゲエにガラージ跨ぐグルーヴの理想型持つUK的折衷ソウル作
-
20WORLD
ジョアン・サビア 『Nossa Copacabana』 ビーチにいるような開放感、リオ出身SSWの極上MPB作
明けましておめでとうございます。2016年一発目となる週間アクセス・ランキング(レヴュー編)の1位は、数多の作品に参加してきたNYのジャズ・ギタリスト、ベン・モンダーがECMからリリースした最新作『AMORPHAE』。細やかなギター演奏と指が弦を滑る音まで生々しく捉えた録音が、ヒプノティックな空間を作り出しています。ビル・エヴァンスやキース・ジャレットらとの作品で知られる、2011年に他界したドラマー、ポール・モチアンの最晩年の演奏を収めており、彼の独特の間を持ったドラミングも聴きどころ。
また、3位にランクインしたローリーの『All We Need』にも注目。SBTRKTへの客演で名を広めた新鋭シンガー・ソングライター/プロデューサーの初作で、ヒップホップやロックなどを先鋭的に混ぜ合わせつつ、ポジティヴでオーガニックなサウンドに着地しています。晴天の空の下で聴きたくなる解放感が気持ち良いです!
そのほか、赤西仁やぱいぱいでか美、ディーゴ、エル・キング、カメラ・ソウル、大萩康司など、昨年末にジャンルごとに発表した年間アクセス・ランキングで上位に食い込んだタイトルが再浮上。多くの方に興味を持っていただけたようです。今年もよろしくお願いいたします。