カヴァー動画が評判を呼んでいたガマリエルとオードリーの兄妹に、ソロ歌手だったチャンティカが加わって2010年にデビューした、インドネシアのユニットによる2作目。嵐やf(x)も手掛けるスウェーデンのイギー・ストレンジ・ダールらが関与した楽曲は、90年代後半から2000年代初頭のR&Bを意識したと思しき既聴感バリバリな出来映え。爽やかな女声に、ちょっぴり粘着質の男性ヴォーカルとパーカッシヴなラップが絡み、ブラック・アイド・ピーズやアリアナ・グランデのデビュー作が好きな人にも聴いてもらいたい楽しさだ。〈ハッピー〉という意味の曲名にピッタリなミディアム“Bahagia”や、ユニゾンで愛を歌うシアラっぽいスロウ“Cinta”など、とにかく全編がポジティヴで瑞々しい!