京都を中心に活動するシンガー・ソングライター、長谷川健一。これまでジム・オルークASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文を招いてアルバムを制作してきたが、オリジナルとしては3枚目となる新作はセルフ・プロデュース。力を抜いた、それでいて芯の太いバンド・サウンドを従え、長谷川の声は優しく、鋭く胸に迫る。時折フリューゲルホーンの温かな音色を添えて、その歌は聴き手に静かに微笑みかけるようだ。