著者坪口 昌恭（つぼぐち まさやす）

64年、福井県生まれ、大阪育ち。福井大学工学部応用物理学科卒業後、87年に上京。ジャズとエレクトロニクスを共存させ、伝統と先鋭を股にかけ独自のキャラクターを放つピアニスト&シンセシスト、クリエイター。主宰するエレクトロジャズユニット東京ザヴィヌルバッハ（2012年、2013年にNY公演、2021年にBlue Note Tokyo公演を開催）、キューバ勢ジャズメンとのNY録音リーダー作、ソロピアノ作、モジュラー・シンセサイザー作、ピアノトリオ・リミックスなど自己名義のアルバムを20枚発表。2011年、映画「Lily」の全音楽を作曲／制作。2016年、アニメ「ReLIFE」の全劇中音楽を作曲／演奏。2018年、西田修大、大井一彌とタッグを組んだミクスチャーユニットOrtanceを始動させる。2019年、1stアルバム『ESCARGOT』をリリース。2021年にCOTTON CLUB公演を開催。2023年、2ndアルバム『SCENERY』をリリース。ピアノトリオRadio-Acoustique、坪口昌恭TRIO M III、坪口昌恭北陸TRIOも並行して主宰。菊地成孔、原田知世、伊藤ゴロー、JUJU、小泉今日子、宇多田ヒカル、UA、大友良英ほかの90枚以上のCDやツアーに参加。ex-DC/PRG、ex-菊地成孔Dub Sextet。近年はRM jazz legacy、akiko × 坪口昌恭、坂田明 × Triple Edgeの鍵盤奏者／参謀役として、また様々なアーチストとのコラボ、インプロヴィゼイションなどで現在進行形のジャズをアピールする一方、バリー・ハリス・メソッドの継承者としても後進の指導にあたっている。音楽誌への多数の執筆のうちintoxicate誌上の音楽分析連載が書籍化、『神曲のツボ! 「かっこいい」の構造分析』として2022年に発刊された。尚美学園大学／同大学院芸術情報学部音楽表現学科教授（Jazz専攻／Jazz & Contemporary分野主任）。