Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、2月22日~2月28日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
SCHAFT 『ULTRA』 今井寿と藤井麻輝のユニットの21年ぶり新作は、上田剛士ら迎え有機的な肉体性宿したダンサブルなロック盤
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2JAPAN
SKY-HI 『カタルシス』 KREVAやBROKEN HAZE製のトラックをビターな詩情挿みながら快活なラップで乗りこなした2作目
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3JAZZ
Schroeder-Headz 『特異点』 千住宗臣の生ドラムと打ち込みビートによる3作目はヒューマンな部分が前に出た名品
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4POP / ROCK
ウィリアム・シークストローム 『I Will Be Waiting』 エアプレイら思わせるスウェーデンのライト・メロウな新人の初作
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5WORLD
ラ・クネータ・ソン・マシーン 『Mondongo』 カオスな疾走クンビアなど揃えた、ニカラグアのラテン・ロック・バンドの3作目
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6OTHER
田中伊佐資 「新宿ピットインの50年」 菊地成孔や大友良英、渡辺貞夫らが日本のジャズ支える老舗を語りまくる一冊
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7JAPAN
入江陽 『SF』 現行のビート・ミュージックやジャズを歌謡曲に消化する辣腕がより豪快に! 〈ポップスの王道〉感じ取れる3作目
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8JAPAN
Harp On Mouth Sextet 『EGM』 トランス感半端ない! 電子雅楽バンドがエモーショナルかつ官能的に深化した快作
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9POP / ROCK
スウェード 『Night Thoughts』 壮大なストリングスが残酷なまでに耽美な世界浮き彫りにするリユニオン後2作目
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10OTHER
鈴木惣一朗 「細野晴臣 録音術」 細野と録音エンジニアの語りを基に作品の創り方を浮き彫りにするドキュメンタリー本
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11JAPAN
Creepy Nuts 『たりないふたり』 R-指定とDJ松永による、パンチライン連打&自身さらけ出すヒップホップの真骨頂なミニ作
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12R&B / HIP HOP
リック・ロス 『Black Market』 クリス・ブラウンやマライアら参加&2パック引用などサーヴィス精神発揮した安定の新作
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13JAPAN
あっこゴリラ 『TOKYO BANANA』 元HAPPY BIRTHDAYのドラマーによる劇的なラップ・オペラも含むカオスな初ソロ作
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14DANCE / ELECTRONICA
ヘルヴァ 『Kila』 クラップ!クラップ!に続く俊英の3作目はオウテカからアフロ~ソウルまで漂わせる痙攣カットアップ・ハウス
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15CLASSICAL
カロリーナ・エイク 『〈テルミン・ソナタ〉~クリストファー・タルノフ:オリジナル作品集』 楽器としてのテルミン楽しめる一枚
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16DANCE / ELECTRONICA
ショーン・カーン 『Muriel』 往年のニュー・ジャズ・リスナーもぜひ! オマーら迎えた歌モノの洒脱さが◎&インスト群も雄弁な傑作
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17POP / ROCK
ジンジャー・ワイルドハート 『Year Of The Fanclub』 コートニーとのデュエットなどファンクラブ限定の配信曲まとめた一枚
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18POP / ROCK
ナスカ・ラインズ 『Infinite Summer』 フック満載のキャッチーな歌で昂揚感煽るベース重視のナンバー揃った2作目
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19JAPAN
SHERBETS 『CRASHED SEDAN DRIVE』 浅井健一のいまの心理示すような前向きな歌詞も◎、〈らしさ〉突き詰めた10作目
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20JAPAN
近藤研二 『子猫のロンド』 Eテレ番組提供曲収録、栗コーダーカルテットの元メンバーによるギターとウクレレのみの初ソロ作
今週の首位は、BUCK-TICKの今井寿とminus(-)などで活躍する藤井麻輝によるデュオ、SCHAFTの21年ぶりの新作『ULTRA』。この2人に、GARIのYOW-ROW、AA=の上田剛士、acid androidことL'Arc~en~Cielのyukihiroが加わるという、異世代オールスター・キャストによる破壊力抜群のエレクトロック作です。続く2位はSKY-HIが自身のラップのみで綴った2作目、3位は朗らかなインストゥルメンタルを展開したSchroeder-Headzの3作目、そのほかにも異端ソウル・シンガーの入江陽や、電子雅楽バンド・Harp On Mouth Sextetなど、今週は多数の邦楽作品が並ぶランキングになりました。
また、書籍2冊もトップ10入り。 田中伊佐資の監修のもと、渡辺貞夫らが拠点にしたジャズクラブの殿堂・新宿ピットインについて、同所にゆかりのある一流ジャズ・ミュージシャンが語った「新宿ピットインの50年」、細野晴臣と仕事をした7人のエンジニアが録音のこだわりや秘話を明かした鈴木惣一朗著「細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた」がランクインしています。後者については、Mikikiでは鈴木惣一朗と高橋健太郎による対談記事を公開しています。そちらもぜひチェックを。
10位以下では、11位のCreepy Nuts『たりないふたり』に注目。TV番組「フリースタイルダンジョン」でその名を広めているラッパーのR-指定と、DJ松永によるユニットの初ミニ・アルバムで、自虐ネタを駆使しつつ世の中の事象を鋭く批評しており、これは耳ヲ貸スベキ!