この頃のボビー・ギレスピーは抜群の嗅覚でもってバンドのめまぐるしい舵取りを行っていた。ローリング・ストーンズの南部路線を追いつつ、軽やかなノリでPファンクにもアプローチするなど、興味のままに漂泊するようなカッコ良さはいまもってバンドへの信頼を支えているはず。なお、同じ年には本家ストーンズの『Voodoo Lounge』も出ていた。