ロンドンを拠点とする4人組が実に6年ぶりとなる新作を発表。プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーがヴォーカルでゲスト参加したことも話題の“Minimal”は鋭利なポスト・パンク寄りのアプローチだが、アルバム全体はかなり音数を絞り、アヴァンな印象を強めていて、〈静〉的な方向での進化を遂げている。多彩なサウンド・デザインを含め、現代のビート・ミュージックに対するサイケデリック・ロックからの回答と言えよう。