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左から、トップブリーダー担当 イヌカイマアヤ 8月4日生/カミヤサキ担当 ヤママチミキ 3月14日生/ハンサム担当 カミヤサキ 9月27日生/悩める子羊担当 ユメノユア 3月27日生/青春担当 シグサワアオ 6月25日生
 

GANG PARADE
いきなり改名! よりPOPに夏を更新&行進する!!

 カミヤサキBiS解散と同時に始動したプラニメを発展させ、昨年6月に5人組としてスタートしたPOP。同年12月のシングル“Happy Lucky Kirakira Lucky”からはアイドル然とした衣装を纏って音楽性も賑やかに路線変更し、今年3月の“QUEEN OF POP”も堅調でしたが……ここにきてGANG PARADEへの改名を発表!

 そもそも、カミヤ以外の4人は活動1周年を迎えたばかり。加入2か月後に出演した昨年8月のTIFではイヴェントの禁止事項に触れ、責任を取る形でカミヤが活動を休止。4人で4か月間グループを守った後、復帰を懸けた年末の100kmマラソンでカミヤが〈禊〉を済ませて何とか5人での活動を再開……その道程は波瀾万丈なものでした。

ヤママチミキ「すごくあっという間だったように感じるんですけど、サキちゃんがいなかった4か月はすごく長く感じたし、とても不思議な1年を過ごしたと思います」

ユメノユア「いままででいちばん自分と戦った1年だと思うし、サキちゃんがいなくなった時は、一つ一つのライヴをどうやって乗り切っていけばいいんだろう?ってすごく考えて、一日一日がいままでの人生でいちばん濃かったし、重たかったです」

シグサワアオ「1年前の自分の写真を見ると、何にも考えてない顔だなって(笑)。足りないところが見つかって、直せたところもそうじゃないところもあるけど、私自身も本当の自分が理解できた一年でした」

イヌカイマアヤ「いろいろありすぎて、もう、ちょっとやそっとでは驚かなくなりましたね。何かあっても大丈夫でしょ、って(笑)」

カミヤサキ「私はBiSから数えて3年やってきましたけど……みんなはPOPが初めてだから大変だったろうなって。ただ、活動休止はもちろんハッピーなことではなかったんですけど、遅かれ早かれ何かが起こってもおかしくないくらい、ウチらもまだまだ内側を固められていなかったので。あれは必要な時間だったのかなって、あえてポジティヴに考えています」

 それだけに、ふたたび調子を上げてきたなかでの改名はやっぱり驚きでもあり。

カミヤ「そうですよね(笑)。ただ、活動に波があるのはすごく感じていて。私が復帰した時にはガンッて一段上がった感じだったんですけど、そこからはわりと平坦で、停滞期みたいになってる気がしてたんですね。じゃあ、何とかしないと、って考えていくんですけど、やはりウチらの楽曲を聴いてくれる人がまだまだ少ないんだな、聴いてもらうきっかけがないんだなとか、根本的な部分から見直していくなかで一つ、改名という案が出たんです。悪い言葉でいうと〈ネタ〉じゃないですけど、そういうフックがないといまの私たちは上には行けない状況だと思うし、やるならこれぐらいやっちゃったほうがいいなって思ったんですよね」

 そして決まったのが、GANG PARADE。

カミヤ「尖っているようで賑やかな感じの名前にしたくて。POPでもわざわざ〈KING OF POSITIVE〉って言ってたように、意識してワイワイ明るい面を出していこうとしていたので、そこは繋がっていますね。ウチらって本来もうちょっと暗いんです(笑)」

GANG PARADE WE ARE the IDOL T-Palette(2016)

 そうして届けられるGANG PARADEとしての初シングル“WE ARE the IDOL”は、グループ史上例のなかったポップ・バラードで、作曲はお馴染み松隈ケンタ、作詞はユメノユア。改名のインパクトにも負けない予想外の出来映えでしょう。

ユメノユア「やりたくて飛び込んだ世界だけど、思い通りにいかないこともいっぱいあって。そのなかで感じたことや、大変だけれどこれからも続けていきたいっていう、そういう気持ちを歌詞に込めました」

カミヤ「めっちゃ新鮮というか、いままでなかった曲調なので、ライヴの構成もこの一曲が入ることで印象が変わるなって。ウチらのライヴは〈そんな踊ったら死んじゃうよ!〉ってよく言われるんですけど、この曲でまた違う面を見せられるんじゃないかな」

 カップリングの“これはきっとadventure”は、従来の彼女たちらしいハイ・ヴォルテージなナンバーで、こちらの歌詞はヤママチミキが書いたもの。

ヤママチ「歌詞にある〈wonderland〉っていうのは、私たちがライヴをする場所のことを言ってるんですね。楽しみ方は人それぞれだから、あなた次第で楽しんでいただければ!っていう気持ちで書きました」

カミヤ「初めて聞いたよ。普段のミキは物静かだから、らしくないというか、こういう賑やかな感じは意外で。こんなこと思ってるんだなって曲を通じてわかりました」

 そんな充実のシングルを引っ提げ、フラゲ日には3度目のワンマン、そして来るべきTIFでは昨年の名誉挽回に臨みます!

シグサワ「やらかさないで、地に足を着けて〈行進〉していかないとね」

カミヤ「昨年のような〈何か〉を期待している方もいるのかもしれませんけど、去年の秋から自分たちのライヴもスタイルを変えてきているので、これをきっかけに興味本位でGANG PARADEを観に来てくれる人たちにもステージングだけで満足してもらえるもの、ダイヴしなくても爪痕を残せるようなものを見せたいですね。おもしろいことは考えていますけど……もう飛びません!」