ノラ・ジョーンズが自身の作品で聴かせる初めてのジャズ、前2作の流れを汲みつつ苦みも表出した歌も音も豊かな新作

2016.11.11

初作の音楽性に回帰したと言われているけど、全然違う。あれはジャジーな逸品だったが、ウェイン・ショーターのソプラノ・サックスに含みがある冒頭曲ほか、ノラにとっては(自身の作品で)初めてのジャズ。昔のように甘みはなく、カサンドラ・ウィルソンみたいな苦みが表出している。とはいえ、ストレートなジャズ盤と言うわけでもなく、ファルセットで歌われる表題曲などは前2作の流れを汲んでもいる。歌も音も何しろ豊か。

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