ファンのジャック・アントノフによるワンマン・バンドのセカンド・アルバムは、〈死後の自分が作った〉という妙なコンセプトを掲げているが、聴いてみたら意外と軽妙でチャーミング。ロードやカーリー・レイ・ジェプセンをゲストに迎え、グレッグ・カースティンやヴィンス・クラーク(イレイジャー)がプロデュース参加。ピアノやシンセ主導のドリーム・ポップ集は、小ぶりながらメロディーの旨味がギッシリ。