ハドソン・モホークとのユニット、トゥナイトで2012年にリリースしたEP『TNGHT』でシーンの勢力図を塗り替え、さらにカニエ・ウェストやマドンナらのフックアップもあって一躍スターダムを駆け上がったモントリオール出身プロデューサー、ルニスのファースト・アルバムが満を持しての登場です。同郷のラッパー、CJ・フレミングスを主軸に配置し、多彩なゲストMCを迎えて制作。ソフィーとのプロダクションでリーフをフィーチャーした“Drop Down”、少ない音数で独特の世界観を演出した“Mazerati”、ダークなトラップ・チューンの先行曲“Freeman”、デンゼル・カリーが自身の率いるC9コレクティヴからJK・ザ・リーパーとネルを引き連れて華麗なマイクリレーを披露した“Distrust”といった現行トラップ最前線の楽曲に加え、合間に挿入されるインスト曲が叙情性を高めるのに一役買っていて、ストレンジでハイブリッドなヒップホップをさらに特別なものにしています。