ナイジェリア生まれ、東ロンドン育ちの新鋭による初作。聖歌隊出身だからか、力強さと荘厳さの両方を表現できるヴォーカルがまずは素晴らしい。その声が紡いでいくのは、唐突な展開と美しいメロディーが交互に訪れる、未整理でジャンルレスな音楽。ジェイムズ・ブレイクやフランク・オーシャン以降の……なんて平凡なカテゴライズにはそぐわない、新しい枠を生み出す一人に数えたい快作。
ヴィクター・タイウォ 『Joy Comes In Spirit』 力強さと荘厳さを併せ持つ歌、急展開と美メロが交互に訪れる音

ナイジェリア生まれ、東ロンドン育ちの新鋭による初作。聖歌隊出身だからか、力強さと荘厳さの両方を表現できるヴォーカルがまずは素晴らしい。その声が紡いでいくのは、唐突な展開と美しいメロディーが交互に訪れる、未整理でジャンルレスな音楽。ジェイムズ・ブレイクやフランク・オーシャン以降の……なんて平凡なカテゴライズにはそぐわない、新しい枠を生み出す一人に数えたい快作。