「ギターこそ私のアイデンティティ」卓越したセンスを持つ才人ミュージシャンが遂に1stアルバムをリリース

ブルース、ロック、ファンク、アメリカーナなど数々の要素がグツグツに煮込まれた、格別に力感みなぎる一枚が届いた。SXSWやTED NYCでも賞賛されたシンガー・ソングライター/ギタリスト、Reiの1st ALBUM『REI』がそれだ。

Rei REI Reiny/ユニバーサル(2018)

共演者はKenKen(RIZE、LIFE IS GROOVE他)、角田隆太(ものんくる)、みどりん(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、ちゃんMARI(ゲスの極み乙女。)、渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)等、Rei自身が選んだ凄腕ばかり。うねりのあるリズムをバックに、主役のボーカルとギターが炸裂する。ユーモラスなMVでも話題を集めた先行シングル“LAZY LOSER”、決意表明というべき歌詞がエモーショナルな“My Name is Rei”(曲名は伝説的ブルースマン、J.B.ルノアの曲“I Want To Go”の歌詞の一節にインスパイアされた)等、全12曲に現在の彼女が持っている覇気が凝縮されている。

4歳の時にギターを始めて以来、20年ものあいだ、この楽器と毎日を送ってきた。

「長い期間、弾いていればいいってものじゃない。大切なのはquality over quantity(量より質)と自分に言い聞かせています。一度も飽きたことも、やめようと思ったこともありません。ギターこそ私のアイデンティティなんです」

次々と新しいアイデアが沸いてくるというRei。前を見続ける彼女の未来は限りなく明るい。