fhánaのいろいろな音を担当している、kevin mitsunaga(ケビン ミツナガ)です。

 いや~冷えてきましたな! あっという間に12月、鍋もウマい季節です。寒いですが気分だけでも温まりたいとは思いませんか!?……というわけで、今回はあえて夏っぽい音楽を紹介します。

東京女子流 PERIOD.BEST ~オトナニナルンダカラ~ avex trax(2017)

 まず1曲目のオススメは、東京女子流の“ヒマワリと星屑”。2010年に発表された4枚目のシングルの表題曲です。リリースされている東京女子流の曲のなかでも特に気に入っていて、僕がDJする際にもよく使わせていただいている楽曲です。幼さと大人っぽさが入り混じった歌声と、ノリノリでファンクなサウンドが合わさって、メチャいい味出してます。東京女子流の曲にはファンクっぽかったりフュージョンっぽかったり、黒いリズムとサウンドを感じる楽曲が多くてカッコイイので、ぜひ他の曲も聴いてみてください。

 

土岐麻子 SAFARI rhythm zone(2018)

 続いて2曲目は、土岐麻子“STRIPE”です。夏の日差しのなかをウキウキと歩いているような、極上のポップスだと思います。散歩する時によく聴いています。このテンポ、僕が普段歩く速度よりもちょっとだけ速い感じなんですが、曲に合わせて歩くと気分が曲に引っ張られてどんどんウキウキしてくるので、ぜひ試してみてください。メチャ夏っぽい曲なのに、土岐麻子さんのサラっとした歌声が重なると、暑苦しくならずに程良い風を感じて、爽やかになるところが素敵ですなぁ。

 

空気公団 ぼくらの空気公団 fuwari studio(2010)

 ラストの3曲目は、空気公団の“旅をしませんか”。夏を感じるサウンドのバンドは数えきれないほどありますが、僕にとっては空気公団のサウンドこそが青春時代を共にした〈夏の音〉です。中学生の頃、音楽の趣味の合う友達が空気公団のCDを借してくれて、それを聴きながら学校へ登校していたのを思い出します。ムワッとした湿度の高い日本の夏の空気がこの曲には収められている感じがしますね。別に蝉の鳴き声とかが入ってるわけでもないのに、不思議。そこがたまらなく好きなんです。

 この原稿を書くにあたり、改めて各楽曲を聴き直しましたが、やっぱ夏っぽい曲は元気が出ますね! 師走ですし、読者の皆さんも忙しいだろうと思いますが、元気になれる曲を聴いてがんばっていきましょ! それでは、また!

 


kevin mitsunaga
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyuxuki waga、kevin mitsunaga(Leggysalad)という3人のサウンド・プロデューサーとのユニット、fhánaのいろいろな音を担当。メジャー・デビュー5周年記念のベスト・アルバム『STORIES』(バンダイナムコアーツ)が好評リリース中(P18に掲載の佐藤へのソロ・インタヴューもチェック)! ライヴは年末の〈COUNTDOWN JAPAN 18/19〉へ出演、年明けの東京・中野サンプラザホールにおけるアニヴァーサリー公演の準備も着々と進むなか、伊藤未来、亜咲花らへの楽曲提供など、外仕事もさまざま行っていますよ。その他、気になる今後のスケジュールについては〈http://fhana.jp/〉にてご確認を!