極上の演奏と楽しいトークで大満足! 忙しいオトナも安心の「夜クラ」

 今話題の大河ドラマの主人公が青春を過ごした文京区に位置する文京シビックホールのコンサートシリーズ、「夜クラシック」。人気・実力派アーティストたちが充実したプログラムを演奏とトークで楽しく届けてくれる。また、東京メトロに都営地下鉄、JRの様々な駅にアクセス可能という好立地で19時30分開演ということもあり、仕事帰りにも立ち寄りやすいと大好評だ。クラシック音楽ファンはもちろん、ビギナーにも気軽にお楽しみ頂けるこのシリーズは今回5周年を迎え、さらに豪華なラインナップとなった。

左から、上野星矢、吉野直子(c)Akira Muto

左から、仲道郁代(c)Kiyotaka Saito、堤 剛(c)鍋島徳恭

 オープニングを飾るVol.21は上野星矢(フルート)と吉野直子(ハープ)という、初登場アーティストによる共演だ。パリ国立高等音楽院で学び、2008年にフランスのジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールで優勝した上野星矢と、ロンドンに生まれ、幼少期からアメリカでハープを学んだ吉野直子によるフォーレなどのフランスプログラムは典雅な響きに満ち溢れ、シーズン全体の美しい幕開けとなるはず。続くVol.22はこれまでのシリーズ5年間で4回出演し、“夜クラシックの顔”となっているピアニストの仲道郁代と日本の音楽界の重鎮、堤剛の共演。ベートーヴェンとブラームスという直球勝負のプログラムでクラシックの醍醐味を存分に聞かせてくれることだろう。Vol.23は、バンドネオンの三浦一馬、クラシックギターの村治奏一、ピアノの細川千尋という、様々なジャンルで第一線の活躍を見せる奏者たちの豪華共演を軸に、日本を代表する奏者が集う弦楽五重奏とパーカッションの石川智が、特別な夜を約束してくれる。特に9名のメンバーによるガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」は多様なジャンルのミュージシャンの個性がぶつかり合い、これまでにないガーシュウィンの世界を見せてくれるはずだ。フィナーレを飾るのは室内楽アンサンブル。ピアノの萩原麻未(ジュネーヴ国際音楽コンクール)、ヴァイオリンの辻彩奈(モントリオール国際音楽コンクール)という国際音楽コンクールの覇者を中心に、ヴィオラの安達真理、チェロの横坂源、そしてコントラバスの加藤雄太といった注目の若手ソリストが集い、旋律美と超絶技巧が張り巡らされたシューベルトの作品を中心としたプログラムを演奏する。

左から、三浦一馬(c)Shigeto Imura、村治奏一(c)Shigeto Imura、細川千尋(c)上田愛

左から、辻 彩奈(c)Warner Classics、萩原麻未(c)Marco Borggreve、安達真理、横坂 源、加藤雄太

 どの公演も「見逃し厳禁」ともいえる超豪華な内容なので、ぜひ全4公演を1公演分(3,000円)お得な〈シーズンセット券〉で心行くまで堪能して欲しい。

 


LIVE INFORMATION

夜クラシック 2019-2020シーズン
会場:文京シビックホール 大ホール

○7月5日(金)19:30開演
出演:上野星矢(フルート)、吉野直子(ハープ)
○9月27日(金)19:30開演
出演:堤 剛(チェロ)、仲道郁代(ピアノ)
○11月8日(金)19:30開演
出演:三浦一馬(バンドネオン)、村治奏一(ギター)、細川千尋(ピアノ)
西江辰郎(ヴァイオリン)、ビルマン聡平(ヴァイオリン)、須田祥子(ヴィオラ)、富岡廉太郎(チェロ)、黒木岩寿(コントラバス)、石川 智(パーカッション)
○2020年1月17日(金)19:30開演
出演:萩原麻未(ピアノ)、辻 彩奈(ヴァイオリン)、安達真理(ヴィオラ)、横坂 源(チェロ)、加藤雄太(コントラバス)

 


曲目などの詳細はこちらからもチェックいただけます
www.b-academy.jp/hall/play_list/057772.html