新進気鋭の若手から世界的巨匠まで、名演奏家が世界の名曲を生演奏!

 2024年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)の3日間、東京国際フォーラムにて昨年コロナ禍を経て4年ぶりに復活したクラシック音楽祭〈ラ・フォル・ジュルネ TOKYO〉が今年も開催されます!

 この音楽祭の特徴は1公演の時間が約45分と短く、複数の演奏会場で朝から晩まで公演が行われており、一日中音楽に浸ることができます。また、世界的な演奏家を招きながら、入場料も低く抑えられており、クラシックコンサート初体験者や子ども達が多く集う音楽祭として知られています。2024年のテーマは、〈ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった〉。音楽の〈オリジン(起源、ルーツ)〉に立ち返り、世界のあらゆる国々の作曲家たちをインスパイアしてきた様々な音楽の伝統に、スポットライトを当てます。中心として取り上げられる作曲家はバロックのヴィヴァルディから現代のグラスまで多数! 東京に居ながらにして7世紀に及ぶクラシック音楽史を体感できる3日間です。

 収容人数約5千人のホールA公演は、ソリストに豪華すぎる顔ぶれが揃います。フランスの名ピアニスト、ケフェレックがモーツァルトのピアノ協奏曲第9番、レバノン出身の巨匠エル=バシャがベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、ブルガリアの新進ペトロヴァがベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に登場。日本勢も若手人気奏者が集い、辻彩奈がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、小林愛実がショパンのピアノ協奏曲第2番、亀井聖矢がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、萩原麻未がラヴェルのピアノ協奏曲、山根一仁が伊福部昭のヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲をそれぞれ披露します。これはどれも聴き逃すことができない名演奏家と名曲の出会いと言えるでしょう!

 中規模のホールCは新鋭成田達輝のヴァイオリンによるヴィヴァルディの“四季”で初日をスタート。昼にはジャズのレジェンド北村英治と外山喜雄をゲストにディキシーランド・ジャズが、夜には新倉瞳のチェロと佐藤芳明のアコーディオンという珍しい顔合わせでヴィヴァルディのチェロ・ソナタが披露されます。2日目ではピアノのエル=バシャと福間洸太朗、カウンターテナーの藤木大地、和太鼓の林英哲に注目! 3日目もケフェレックのリサイタルを始め、グーアン&広瀬悦子の2台ピアノによる“春の祭典”、シャルリエ他によるショーソンのコンセール、エル=バシャとエルミール弦楽四重奏団によるシューマンのピアノ五重奏曲など、魅力的なプログラムが続きます。

 小規模のホールD7とホールG409ではピアノ独奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲、弦楽四重奏曲などの編成の小さな作品が、ピアノのルイサダ、リグット、広瀬悦子、ヴァイオリンのシャルリエ、ペトロヴァ、チェロの堤剛、フルートの工藤重典といった世界的な演奏家たちによって演じられており、チケットが手に入れば至福のひとときを味わえること請け合いです。

 


LIVE INFORMATION
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024
ORIGINES
――すべてはここからはじまった
2024年5月3日(金・祝)~2024年5月5日(日・祝)東京国際フォーラム、⼤⼿町・丸の内・有楽町 ほか
タイムテーブルはこちら!
https://www.lfj.jp/lfj_2024/