英国が誇る伝説のロック・ギタリスト/シンガー・ソングライター、テリー・リードが6月27日(木)にBillboard Live OSAKAで、6月29日(土)、30日(日)にBillboard Live TOKYOで来日公演を実施する。

1949年、イギリスのケンブリッジシャー州ハンティンドンに生まれたテリーは、65年、15歳の時にピーター・ジェイ&ザ・ジェイウォーカーズというバンドでデビュー。リード・ギタリストを務め、あのローリング・ストーンズの前座なども行ったが、バンドは翌年に解散。しかし67年にはそのジェイウォーカーズのメンバーらと共に、テリー・リード・ウィズ・ピーター・ジェイズ・ジェイウォーカーズ名義でシングル『The Hand Don't Fit The Glove / This Time』をリリースする。この頃からプロデューサーのミッキー・モストに気に入られ、68年には彼のプロデュースでソロ作『Bang, Bang You're Terry Reid』をリリース。翌69年にはセカンド『Terry Reid』を発表する。

同年、ヤードバーズを解散させたジミー・ペイジは、新たなバンド、ニュー・ヤードバーズ(後のレッド・ツェッペリン)のためにヴォーカリストを探しており、テリーに声をかけたと言われている。しかしテリーはローリング・ストーンズやクリームのツアーが決まっており、そこで紹介したのが、あのロバート・プラントだった。

また、同じく69年、ディープ・パープルからロッド・エヴァンスが離れた際にもテリーに声がかかるものの、これまた断ったためにイアン・ギランが加入したという逸話も。他にもクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングとの共演の話もあったようだが、いずれも実現には至っておらず。もったいない話にも思えるものの、テリーはあくまでシンガー・ソングライターとしての精神を貫き通す。彼の登場の驚きは、かのアレサ・フランクリンの〈60年代イギリスの3大事件といえば、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、そしてテリー・リードの登場だ〉という発言からも伺える。

『Terry Reid』冒頭のドノヴァンのカヴァー曲になぞらえて〈スーパー・ラングズ〉(大きな肺=強い声)の異名を持つ彼は、その後も大きなヒットには恵まれないものの、トム・ダウドをプロデューサーに迎えた73年作『River』や76年作『Seed Of Memory』など着実にリリースを重ねる。80年代にはセッション・ミュージシャンとして、ドン・ヘンリーやジャクソン・ブラウン、ボニー・レイットなどとセッションで共演。2000年代にはソロ活動に復帰し、近年ではジョー・ペリーのソロ作やDJシャドウの楽曲に参加するなど、若者からの注目も集まっている。

テリーがBillboard Liveに登場するのは今回が初。この貴重な来日公演をお見逃しなく。

 


LIVE INFORMATION
テリー・リード

2019年6月27日(木)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 8,000円/カジュアルエリア 7,000円(1ドリンク付き)
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2019年6月29日(土)、30日(日)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場15:30/開演16:30
2ndステージ 開場18:30/開演19:30
サービスエリア 8,000円/カジュアルエリア 7,000円(1ドリンク付き)
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■メンバー
テリー・リード(ヴォーカル、ギター)
ロバート・デイヴィッド(ギター)
ジム・ウィルソンン(ベース)
フィル・ジョーンズ(ドラムス)