BiSH 『CARROTS and STiCKS』 激しくも美しい、威厳すら漂う一作

2019.07.24

PILオマージュここに極まれりな限定盤の缶ケースがギラつくメジャー3作目。シングル曲はボーナスCDに収録する思い切りの良さで、2作の先行配信EP——メロディアスでポップな『CARROTS』と実験的でエッジーな『STiCKS』——を軸に新曲で構成。厳かに始まったかと思うとサビで爆発する1曲目の“DiSTANCE”からクライマックスに突入(BiSHのアルバムはいつも一発目にカマされる)。構成、サウンド、ヴォーカルのすべてが凶悪な“FREEZE DRY THE PASTS”はやはりインパクト甚大だ。どの曲も松隈ケンタのメロディーメイカーぶりが際立っているし、メンバーの歌唱も成長著しく説得力を増している。なかでもラストを飾るミディアム“GRUNGE WORLD”は新たな代表曲となりそう。激しくも美しい、威厳すら漂う一作。

 

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